TP60S(泥土圧工法 管径φ250~300)
泥土圧式小口径管推進工法(オーガ方式1工程工法)
特長
- φ2mライナープレートより1m管を推進でき、狭い現場でも効率的に推進が行えます。推進装置はスリムな設計で、またコントロールユニットは推進装置の上に置くことができるため、立坑内での作業は容易です。
- スクリュ排土方式により地上設備が少なく、油圧ユニットはジェネレータの不要なエンジン駆動方式のため、地上の占有面積は小さく、狭い場所でも作業できます。
- 普通土から硬質土、滞水砂礫、玉石層まで幅広く対応。また、大型ピンチ弁と掘削添加材の併用により切羽の安定が図れ、滞水層でも高精度推進が行えます。
- カッタヘッドトルクが大きく、カッタヘッドの回転部がベアリング支持構造になっているので、礫破砕効率がよく、礫層での掘削性能に優れています。
- カラー液晶画面での各種データの集中管理により、地山の変化など時々の状況に応じた対応が迅速に行えます。また、施工履歴もリアルタイムで確認できます。
- 位置と姿勢角を正確に計測し表示。ストロークセンサー付揺動シリンダにより、あらゆる方向および任意の角度に最適な方向修正が行えます。推進速度・カッタ回転数もキー操作で変えられます。
仕様
適用管種
呼び径(mm) |
ヒューム管 | - | φ250 | φ300 | ||
塩ビ管 ※1 | φ300 | φ350 | φ400 | |||
システム | 工法 |
泥土圧小口径推進工法(オーガ方式1工程工法)
(高耐荷力・低耐荷力併用方式) |
||||
排土方式 | スクリュ排土 | |||||
適用管長 | 1m(2mはオプション) | |||||
推進距離 ※2 |
普通土・硬質土で1スパン60~70m程度(土質による)
滞水砂層・礫層で1スパン50~60m程度(土質による) |
|||||
適用土質
※2 |
土の種類 | 粘性土、砂質土、砂礫質土、玉石 | ||||
最大礫径 | ヒューム管 | - | 呼び径の60%以下 | |||
塩ビ管 | 呼び径の33%以下 | |||||
礫率 | 60%以下 | |||||
N値 | 0<N≦50 | |||||
被水圧 |
max117.7kPa(1.2kg/cm
2)以下
現場透水係数の値により異なりますので 詳細は設計・技術資料あるいは積算資料を参照して下さい |
|||||
発進立坑
※3 |
鋼矢板(内寸) |
2,000×2,000mm(1m管)
3,600×2,000mm(2m管) |
||||
ライナー | φ2,000mm(1m管) | |||||
到達立坑 ※3 | 分割回収 | φ900mm(1号人孔)以上 | ||||
推進装置 | 推進ジャッキ | 推進力/引戻力 | 784/294kN[80/30ton] | |||
速度(押し) | 800mm/min | |||||
速度(引き) | 1,200mm/min | |||||
ストローク | 530mm(1m管) | |||||
塩ビ管押し ※4 | ストローク | 90mm | ||||
調整ジャッキ | ストローク | 130mm | ||||
スクリュ駆動 | 出力軸トルク | 9,800Nm[1,000kg-m] | ||||
回転速度 | 0~20rpm | |||||
コントロールユニット | 電源 | 油圧ユニットより供給 | ||||
表示方式 | カラー液晶 | |||||
操作方法 | スイッチによる操作 | |||||
表示内容 |
現在位置、先導管揺動部中心位置、
ピッチング角、ヨーイング角、揺動方向など |
|||||
油圧ユニット | 方式 | エンジン駆動方式 | ||||
名称・形式 | コマツ4D88E | |||||
定格出力 | 24kW[32PS]/2,000rpm | |||||
騒音 | 67dB(A)(周囲7m:4方向エネルギー平均値) | |||||
先導管 | 寸法(外径×全長) | φ335×2,706mm | φ387×2,780mm | φ428×2,780mm | ||
質量 | 775kg | 1,065kg | 1,145kg | |||
揺動
(方向修正) |
方向 | 全方向 | ||||
角度 |
-3.3~+3.3(上下左右方向は任意の角度に設定可能)
-2.3~+2.3(斜め方向は任意の角度に設定可能) |
|||||
位置計測 | 2枚のPSD(レーザーターゲット) | |||||
止水 | ピンチ弁 |
単位は、国際単位系によるSI単位表示。[ ]内の非SI単位は参考値です。
※1:塩ビ管のφ450についてはご相談ください。
※2:推進距離は土質、管材により異なります。本適用土質、推進距離を超える場合でも、施工可能となる場合がありますので、ご相談ください。
最大礫径・礫率は管径・管種により、異なりますので、アイアンモール協会発行の積算資料で確認下さい。
※3:止水機を取り付ける場合、および両発進・両到達の場合は、ご相談ください。
※4:塩ビ管推進時は、専用キットが必要となります。
●その他、異種管施工時には、別のアタッチメントが必要となります。
●2m管推進の場合は、専用キットが必要となります。
アイアンモールのカタログ(PDFファイル)をダウンロードされたい場合は こちらから。